どうも、橋本です。
11月23日にあべのハルカスで開催された、クリエイター200人祭りに参加してきました。
クリエイター200人祭りは、収入を上げたり転職したり独立したりといった将来像を持つクリエイター(または志望)の方が、同じ悩みを持った人やクリエイターの先輩方と話すことで3年後の将来へダッシュしよう!というイベントです。
そんなイベントのトークセッションや座談会を通じて、自分を含めたクリエイターが今後成長していくために大切だと思った3つの力について簡単にまとめておきます。
足りないものを見つける自己分析力
グロースハッカーの南さん、貼り絵やさんの岡森さんのトークセッションを聞いて共通していたのが、自分に足りないものを冷静に分析し、着実に取り入れる力です。
南さんは海外を飛び回って働くという目標のためにプログラミングスキルを身につけ、岡森さんはより多くの人に貼り絵を届けるためにITとWEBマーケティングのスキルを取り入れました。
“やりたいことのために必要だけど足りていないもの”は自分でもぼんやりと分かっているものの、中々その弱点を明確にしたり、地道に克服していくのは難しいものです。しかし足りない部分に目を背けているといつまでたってもやりたいことにたどり着くことはできません。
弱点を分析して克服するための具体的な方法は「これが足りない」と感じたものについて文字に書き出して棚卸しすることが有効だなと感じました。この点について天野さんという方のツイートが参考になるのでぜひ。
絵を描く前にシンドイ理由。 pic.twitter.com/Fn6Gus1ynx
— 天野 雀 (@b0mb00) 2017年11月19日
自分を売り込む営業力
イラストレーターHaijiさんのトークセッションでは、営業の経験談と”イラストレーターの営業”についての出版社さんへのアンケート結果をシェアしていただきました。
僕も含めてクリエイターは営業が苦手な人が多いと思いますが、どんな素晴らしいイラストを生み出しても知られなければその価値を発揮することができないと再認識しました。
- 「何でも描けます」は代わりがきくのでNG
- ライバルにないアピールポイントを明確にする
- 誰にも負けない強みや売りを持つ
- 仕事を頼みたいのは、スピードの早い人・人柄がいい人
(出版社さんへのアンケートであった『イラストレーターの営業は歓迎』という答えは、営業に勝手な恐怖を感じている側からするととても聞きたい答えでした)
そして『営業』と一口に言ってもテレアポを取って出版社さんに作品を見せに行くだけではないなと感じたのは、トークセッション後の座談会です。
お話しさせていただいたニシグチさんの名刺を見てびっくり。しばらく忘れられません。
本日クリエイター200人祭りに参加してきました!名刺交換するも「この名刺見たことあります」とか「アイデアいつも見てます」とか言ってくれる方々がめっちゃいてビビったし嬉しかった。名刺もらいすぎてよくわからないのでこの名刺に見覚えある方々フォローして仲良くなろう。#クリエイター200人祭り pic.twitter.com/mGwwpgw72Q
— ニシグチ@ヴィレヴァンのクラファンに挑戦中! (@a_design_link) 2017年11月23日
あとで他の参加者の方に「さっき面白い名刺もらったんですよ!」と見せて盛り上がるほどです。
自分のことを個性的に伝えられるのも、一種の営業力ですね。連絡先を知るためではなく個性を表現するツールとしての名刺の使い方も考えようと思いました。
価値を創るという意識付け
フリーランス/クリエイターギルドTheCreative主宰カッシーさんのトークセッションで印象的だったのが、クリエイターが本当に作っているものは何か?という問いです。
イラストを描いているつもりでも、本質的には「誌面でイラストを使うことによる分かりやすさ」だったり「ターゲットとなる層に買いたいと思わせる」などの価値を生み出しているはずです。
クリエイターだけでなく、仕事の上で自分が生み出している価値を常に意識できているかはかなり大事で、自分に足りていなかったなと感じました。
価値を意識することは取り組んでいる作業に対してゴールからの逆算思考になるので成果が出やすく、さらに自分の強みや売りを伝える訓練になり、営業にも活かされるはずです。
https://www.lifehacker.jp/2016/08/160807cybozu_task.html
まとめ
- やりたいことのために足りないことは何か分析し、着実に身につける
- 自分の売りや強みを人に伝えるための工夫をする
- 作品を作っているのに加えて価値を創っているという意識を持つ