迷う理由が「値段」なら買え、買う理由が「値段」ならやめておけ
みなさんはこの言葉を聞いたことがあるでしょうか?
僕ははあちゅうさんの著書『半径5メートルの野望』でこの言葉を初めて知りましたが、元ネタはかなり前からネット上で話題になっていた言葉のようです。
「迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめとけ」。数年前にTwitterを始めてすぐの頃に、どなたかのツイートで読んで教えられた。最上級の教えだと思っている。
— r i o n (@ri_on0044) 2014年9月2日
『迷う理由が金額なら買え、買う理由が金額ならやめとけ』って言葉ほんと真理。安いから買うのは違うし、欲しいなら高くても買うべきだよなあ。ものによるけど。
この言葉は、はあちゅうさんの著書「半径5メートルの野望」より。
— 橋本ナオキ イラストレーター (@Abhachi_Graphic) 2017年9月19日
要するに、
『商品を買うだけの価値を感じているのに、金額が高いという理由だけ悩んでるなら買っちまえ』
『商品自体に価値を感じていないのに、金額が安いという理由だけで買うのは意味がない』
という意味だと認識しています。
お金は価値交換のツールに過ぎない
安さを重視する人の根本には、『できる限りお金を減らしたくない』という思いがある
実際はお金は価値を交換するためのツールに過ぎない
なので、価値を享受するためには
お金にまつわる話は『革命のファンファーレ』がオススメです。
価値あるものは高くても買うという選択
自分にとって本当に必要で、悩んでいる理由が金額だけだったら買ったほうが得です。
なぜならそれは『お金を失った』のではなく『お金とそれに等しい価値を交換した』行為だからです。
スケールは違いますが、スタートトゥデイの前澤社長も欲しいものは我慢せずに買うという体験が自分への投資になると語っています。
僕も独立してから、価値は感じているけど値段で悩んだものがけっこうありました。専門学校の学費・クリエイターEXPOの展示料など。どれも金額でかなり悩みましたが『やめとけばよかった』と思うものは一つもありません。特に遠方への交通費はケチらないようにしています。面白そうな誘いがあれば、どれだけ遠くても「交通費が高いから」を理由には断らないようにしています。予定があったり面白くなさそうなら別ですが、「北海道いこう!」と言われたら行きますし「大阪で飲もう!」と言われたら飲みます。行きたいと思うところに行かなかったらお金は残りますけど、それ以上に後悔も残るんですよね。
「安いこと」を理由に買うのは金の無駄
安物買いの銭失いという言葉があるように、買う理由が金額になったら確実に損します。もちろん、安い商品を選ぶことが悪いのではありません。僕も120円の納豆と88円の納豆が並んでいたら迷わず88円を選びます。
「欲しいし、安い」はいいんですが「安いから、欲しい」は避けた方がいいという話です。食品やトイレットペーパーなどの消耗品は安いを理由に買ってもいいと思うんですが、たとえば服とか雑貨とか、気に入ったものを買うべきジャンルにおいては要注意です。
たとえば悪くないデザインのシャツが1000円で売られていたらどうしますか?「それは買うでしょ」と思った人は、1万円ならどうですか?「1万円なら買わない」と思ったら、それは商品ではなく値段を気に入って買おうとしていたということになります。僕なら「それほど気に入ってもいない1000円のシャツ」を買っても数回しか着ません。
買ったものはすべて資産になるワケではなく、負債にもなりえるんです。1000円だから買ったシャツでも、着なければクローゼットを圧迫するだけの存在です。僕は1000円払ってクローゼットを圧迫したくありません。
タダより高いものはない!
ドーナツ無料配布の落とし穴
少し前に『ミスド無料券騒動』があったのをご存知でしょうか。
ミスタードーナツでドーナツ2個無料というクーポンが配布され、主要駅前のミスドに行列ができたことがありました。これこそ「安物買いの銭失い」の典型だなと感じました。
無料だからゼニは失ってないと思うかもしれませんが、行列に並んでいる間にできるはずだった他のことを失っているんです。「ドーナツが無料だから」というきっかけを与えられてそれに素直に従う思考でいると「安さ」を享受するだけで価値あるものを選んで買うという選択肢をとれなくなってしまいます。
無料の学びの落とし穴
無料の講座やスクールの特徴としてこういうものがあります。
- 質が低い
- 解約金がかかる
- 個人情報を渡してしつこくセールスされる
- サポートがない
- モチベーションを保てない
もちろんすべてに当てはまることではありませんが、無料には必ず理由があります。
僕が無料の学びをおすすめしないのは、モチベーションが保てないのが大きな理由です。
お金を払ったときには「元を取る」というモチベーションが生まれるので、本やセミナーといった「学び」にはお金を払った方がいいです。自分で選んで身銭を切ったからこそ、学びを得ようと思えます。
ただし価値のないものにお金を払ってしまい、その元を取ろうとしすぎるとかえって損をするので注意です!損切りの考え方も合わせて大事にしましょう↓
まとめ
「悩む理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめておけ」という言葉は、金を好きなだけ使えという意味ではないと思います。正直言うとみんな1000万の時計は欲しいし、海外旅行をしたいし、豪邸に引っ越したいですけど、支払い能力を超えているものは「悩む理由が金額」というレベルを超えているからです。ただ自分が価値を感じていることにお金を使わなかったら、何のためにお金を持っているのか分からなくないですか?
僕がこの言葉を知るきっかけになったはあちゅうさんの著書はこちらです
コメントを残す