僕は約1年半に渡って働いたあと、準備という準備をほとんどせずほとんど『早く逃げ出したい!』という勢いだけで会社を辞めてしまいました。
僕の流されやすい性格上、勢いで行動できたことはある意味良かったと思っているのですが、準備せずに勢いで独立するほどリスキーなことはありません。確かな実力がある人ならまだしも、未経験の業界でフリーで働こうとしているのにほぼ準備なしで、よく生きてこれたなと恐ろしく思っています。
「はやく会社を辞めたい」と思いつつもなかなか行動できない人に、ひとつの環境に依存しなくて済むワークスタイルを手に入れてほしいと思います。
今日は『いつか独立したい』『フリーランスとして自由に生きていきたい』と思う方のため、会社員時代にやっておくべきだった独立に向けた準備についてお話しします。
いい意味で会社を利用する意識を持つ
会社にある制度を活用しておくべきです。僕が勤めていた会社には技術系の資格を取れば報奨金がもらえる制度があり、それを活かし切っておくべきだったと後悔しています。
それに大きな組織だからこそ経験できる仕事を積極的にこなし、会社にいる時間を我慢に変えないことです。
会社に利用できる制度や成長の機会がないのであれば周りの目は気にせずさっさと退社して他の準備を進めることをおすすめします。ひたすら仕事を我慢するのは本当に人生の無駄遣いです。
人脈は広げず、発信する
名刺を集めることではなく、自分自身を発信して多くの人に認識してもらうことがこれからの人脈です。
フリーランスにとって人脈は大切です。人脈作りというと異業種交流会に行って名刺交換することがイメージされがちですが、これからはネット上での発信が必要になってきます。
人は関係性の深いところからサービスや商品を購入します。たったいちど名刺交換しただけの人よりも、継続的に活動を発信している人の方が信頼されます。ただし信頼を構築するほどの発信力は一朝一夕では付きません。会社に勤めている時から発信の基盤(ブログ)を整備したり、小さく始めておくことが大切です。
収入口を複数持ち、それぞれで最低1円稼いでおく
どれだけ小さくてもいいので収入が入ってくる流れを作っておくことです。
たとえば写真で稼いでいきたいと思った時に、写真撮影の依頼がなくても『PIXTAで写真素材の販売』『ブログで写真撮影のコツを発信』『YouTubeで新しいカメラをレビュー』など好きなことを活かした収入口を複数持っておくことです。
そしてそれぞれの収入口から1円でもいいのでお金が入ってくる流れを作っておきましょう。
もちろん早くからたくさん稼げるようになっておくほど安心ですが、まず収益化さえできていれば独立後にたっぷり時間を掛けて育てることができます。
僕の場合も、今でこそ収入の一部と言えるLINEスタンプですが独立当初は3ヶ月で1500円程度と、お小遣いにもならないレベルでした。しかし収益化はスタートしていたので、独立後に時間を掛けて内容を充実させることで徐々に拡大していきました。
お金を貯める(→投資する)
貯金はあればあるほど安心です。最低でも半年は生きていけるぐらいの貯金があると良いと思います。
「お金がなくても何とかなる時代だ」と言うのは簡単ですが、貯金残高がただ減っていくのは経済的よりも精神的な負担が大きいです。お金の不安が大きくなると、本来自分がやりたいと思っていたことに集中できません。
稼ぐことももちろんですが、固定費や余計な出費を抑えて目標金額に到達するスピードを上げましょう。
そして先行きが不安な独立前こそ、自分に投資するべきです。
僕はとにかく飲み会やランチの誘いを断ってお金を浮かせ、そのぶん本を読むことにお金と時間を費やしました。(その時期に読んで独立への意欲が高まった本はこちらの記事で紹介しています)
まとめ
せっかくフリーランスの道を選ぶなら徹底的に準備!
準備不足のために後戻りするのは本末転倒です。
個人的な思いとしては、本当に我慢できなくなったら勢いで会社を飛び出してもいいと思っています。準備不足でフリーランスとしてやっていけなくなるのももったいないですが、準備しすぎでスタートが遅れたり体を壊すのももったいないです。ある程度は思い切りも必要だと思います。
フリーランスになって役立った本
フリーランスになってから読んで「フリーランスになる前に読んでおきたかった」と思った本を紹介しておきます。
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